老化は「足りない」から始まるのではない。| 腸内環境と“HPS”という考え方

最近、興味深い医師監修記事を目にしました。

そこでは、
「ディスバイオシス(腸内環境の乱れ)」が、

  • 慢性炎症
  • 動脈硬化
  • 認知機能低下
  • サルコペニア(筋力低下)

などと関係する可能性について紹介されていました。

ここで重要なのは、
“何を足すか”ではなく、

「まず整っているか?」

という視点です。


私たちはつい、

  • 栄養が足りない
  • 気合いが足りない
  • 睡眠時間が足りない
  • サプリが足りない

という「不足」の発想で考えがちです。

しかし実際には、

“うまく応答できない状態”

そのものが問題になっていることがあります。


例えば、

  • 同じ食事でも重く感じる日
  • 飲酒後の回復が遅い時
  • 寝ても疲れが抜けない状態
  • ストレスに過敏になる時
  • むくみやすい時

これらは単純な“不足”ではなく、

「生体の応答性」が乱れている状態

とも考えられます。


腸内環境の乱れによって、
腸のバリア機能が低下し、

慢性的な炎症状態が続く。

すると身体は、
外部刺激への応答や回復がうまくできなくなっていきます。

つまり、

“ちゃんと戻れない”

状態です。


HPS(Health Priming System)は、

この「戻る力」に注目した考え方です。

何かを大量に足す前に、

  • 整う
  • 応答できる
  • 回復できる

という土台を見直す。

それが、
“まず整える”
という発想です。


化粧で例えるなら、

肌状態が乱れているまま
ファンデーションを重ねても、
うまく乗りません。

まず必要なのは、

肌のコンディションを整えること。

健康も、
それに近いのかもしれません。


最近の研究では、

  • 腸脳相関
  • 慢性炎症
  • 自律神経
  • マイクロバイオーム
  • フレイル
  • ミトコンドリア

など、

「状態」を重視する方向へ
医学そのものが変化してきています。

HPSは、
その流れを生活者の言葉で整理しようとする試みでもあります。

“足す前に、整える。”

その順番には、
意味があるのかもしれません。

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