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仕事とは応答である
最近、「仕事とは応答である」という言葉が頭の中をぐるぐるしている。
きっかけは社員研修だった。
若い社員に何を伝えようか考えているうちに、自分自身がこれまで何を大切にして仕事をしてきたのかを振り返るようになった。
若い頃は、仕事とは成果を出すことだと思っていた。
知識を身につけること。
専門性を高めること。
評価されること。
もちろん今でもそれらは大切だと思う。
ただ、今の自分は少し違う捉え方をしている。
仕事とは応答である。
そう思うようになった。
誰かが困っている。
何か課題がある。
社会が変化する。
会社が変化する。
その問いに対して、自分なりの答えを返す。
それが仕事なのだと思う。
振り返れば、私の人生も応答の連続だった。
総合化学会社勤務時代は、大きな組織や社会からの問いに応答していた。
漢方薬会社では、会社や従業員、取引先や銀行からの問いに応答していた。
独立した今は、
健康について考える人への応答。
「なんとなく不調」に悩む人への応答。
新しい事業に挑戦する経営者への応答。
若い社員の成長への応答。
そんな仕事が増えている。
不思議なことに、仕事の内容は変わっても、やっていることは昔からあまり変わっていない。
問いを受け取り、考え、応答する。
その繰り返しである。
昔は「自分が何とかしなければ」と思うことも多かった。
今は少し違う。
目の前に現れた問いに対して、自分ならどう応答するだろうか。
そう考えることが増えた。
その方が仕事が楽しい。
というより、面白い。
仕事を探しているという感覚よりも、面白い問いに応答していたら仕事になっていた、という感覚に近い。
もちろん、すべての応答が正解になるわけではない。
失敗もある。
空振りもある。
それでも応答し続けることには意味がある。
応答した瞬間に、人との関係が生まれるからだ。
最近はそんなことを考えている。
仕事とは応答である。
そして人生もまた、応答の連続なのかもしれない。